Facebook・Googleなどテック企業からハリウッド俳優までも参加する世界規模の広告祭をエンジニアとして現地視察。カンヌライオンズがすご過ぎて夢のようだった!
PR TIMESフロントエンジニアの山田です。
6月20日から一週間、世界3大広告賞のひとつカンヌライオンズの視察に行かせて頂きました。
送り出して頂いたPR TIMESには感謝しています。
今年はヘルス・イノベーション・エンターテインメントとそれぞれの2日間ずつフェスティバルが行われたのですが、エンジニアとしてはやはりイノベーションに興味があるところ。
そのあたりも交えてレポートします。
会場
フェスティバル全体がフランスのカンヌ市にあるパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレという海辺の会場とその周辺で行われます。
パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレはカンヌ映画祭でもレッドカーペットが敷かれ、よくメディアにも登場するので、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
会場正面のメインモニタにはSnapchatの大きな広告。やはりいま勢いに乗っていますね。
屋外のステージではセッションの中継なども行われています。
会場内ではショートリスト(入賞作品)がすべて掲示され、いつでも見ることができます。
イノベーションデーの展示ブース。今年はVRに関するものが多かった印象があります。
スポンサーブースでもVR体験。
セッション
エージェンシーが実践的なことを語るもの、テクノロジー系、セレブの講演・対談など様々なセッションが期間中毎日、3〜4本同時進行で行われます。
迷ってしまうくらいたくさんあり、とてもすべては見られないので、事前に興味があるものを調べて行きました。
その中から個人的に印象に残ったセッション ベスト3をご紹介します。
・Adventures in Virtual Reality [Google]
VRのセッションです。テクニカルな話の後、元ディズニーのアニメーター、グレン・キーンさんが登場。Tilt Brush by Googleというペインティングツールを使って、その場で「リトル・マーメイド」のアリエルをVR空間に描いていくパフォーマンスが圧巻でした。
・The Pursuit of Impact: Edelman in Conversation with Will Smith [Edelman]
ウィル・スミスとの対談です。しっかり自分の言葉でキャリアから映画のマーケティングまでを巧みな話術で語っていました。
・Connect The World. Create for the World [Facebook]
Facebookのミッションである“Connect the world”をテーマにVRを始めとしたテクノロジーについて語ります。
おまけ
・The Cannes Debate with The Secretary-General of the United Nations
国連事務総長+世界6大エージェンシーのCEOたちによるサステナビリティをテーマにしたディベート。この6大エージェンシーの中に日本から電通が入っているのですが、ディベートには参加せずビデオメッセージだけだったのが少し残念。
https://www.youtube.com/watch?v=KTvbV-MED1Awww.youtube.com
その他セッションのハイライトは公式YouTubeでで公開されています。
www.youtube.com
アワード
授賞式も大々的に行われます。オシャレな雰囲気はさすがフランスという感じでした。
こちらも個人的に印象に残った受賞作を3つご紹介します。
・THE FIELD TRIP TO MARS
メガネをつけないVR。バスに乗って火星をバーチャル体験できるというアイデアが印象的でした。
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・HOUSE OF CARDS
Netflixオリジナルドラマ「HOUSE OF CARDS」の新シリーズ告知映像。政治ドラマをアメリカで実際に行われている大統領選挙に絡めて選挙CM的に告知しているのが面白いです。
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・OPT OUTSIDE
アウトドア用品のメーカーがアメリカで最も売上があがる日ブラックフライデーにあえて買い物なんかに行かないでアウトドアしようと呼びかけて話題にしてもらう逆転の発想がすごいです。
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ちなみに今年のショートリスト全一覧はこちら。見ているだけでも楽しいですね。
www.canneslionsarchive.com
周辺
会場脇のビーチにFacebookがスポンサーとしてカフェを出していました。軽食やドリンクがすべて無料でここで休憩しながらセッションの振り返りをしたりする人が大勢集まっています。「PR TIMESもいつかはここに!」と思ってしまいました。
フェスティバルは夜になっても終わりません。会場周辺のビーチではDJやアーティストを呼んで毎晩パーティ。ほとんどが招待制なのですが、Twitter×Spotifyのパーティに幸運にも招いて頂きました!21:00〜2:00という長丁場のパーティ、ご飯も食べて23時頃いざ参加と思ったのですが、出足が遅れたためなんと満員で人が溢れ危険とのことでビーチの中に入れず。世界中から集まるので、人数も半端ではないんでしょうね。
まとめ
受賞作やセッションだけであれば日本からもYouTubeなどで見ることができるのですが、やはり現地に行くと肌で感じられるものがあります。エンターテインメント部門が新設されたこともあり、楽しく見どころも多かったです。初めての現地参加で、エンジニアとしてもたくさんの刺激をもらった1週間でした。
おまけ
一度試してみたかったApple Watchでの飛行機搭乗。Walletに登録しておけば搭乗時に紙の券を出す必要がなくて便利。なのですが、セキュリティチェックやイミグレーションでは紙の券を見せろと言われたので、結局両方必要でした。
さらにおまけ
ちなみにPR TIMESでもカンヌライオンズ関連のプレスリリースが多く配信されていますので、ご覧ください。
prtimes.jp
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