AMPページのエラー対処 〜アクセスが減ってきたらチェックすることは?
PR TIMESフロント・エンジニアの山田です。
今回はAMPに関するネタの第3弾です。
以前の2記事でAMPをPR TIMESに導入してから改善するまでをお伝えしました。
breaktimes.hatenablog.com
breaktimes.hatenablog.com
今回は、その後の改修に関することを綴っていきます。
AMPページへのアクセス減少
AMPの構造化データが最適になるように改善すると、検索語に応じてGoogle検索にトップにカルーセルで表示されるというところまで行きました。
その後しばらくAMPページへのアクセスを追ってみると、なんとある時を境にアクセスが徐々に落ちてきました。
たまたまかと思いましたが、数日追ってみても落ちたままのPVで落ち着いています。
そこで詳細に調べてみました。
Search Consoleでチェック
まずはGoogle Search Consoleを見ます。Webサイトを運営していれば登録しているはずですね。
左メニュー、「検索での見え方」から「Accelerated Mobile Pages」を選択します。
AMPページに出ているエラー数、具体的なエラー内容などを見ることができます。
早速グラフをチェック。青が正常にインデックスされた数、赤がエラー数です。
ある日からエラーが急上昇、正常にインデックスされた数も減っています。
具体的な原因はページ下部に表示されています。
見てみると「ページにユーザー作成のJavaScriptがある」が桁違いに多くなっています。
エラーを確認して修正
ただAMPページを作成する際に禁止されているオリジナルのJSは使っていません。
なぜだろうと思い、詳細を見てみます。クリックして具体的にどのページにエラーが出ているのか確認。
そのページを表示してソースを見ていると…
なんと、謎のscriptがhead内に挿入されています。
これはNew Relicというサーバー監視ツールが自動挿入するタグのようです。
エラーが増え始めているまさにその日、サーバーの状況を監視するためにNew Relicのエージェントをインストールしたのでした。
ページのテンプレートが画面表示するときにNew Relicがスクリプトを自動で付け加えてしまうので、エラーになっていたんですね。
こちらをampページだけ除外するように設定してしばらく追ってみると…
エラーが減ってインデックス登録数が増えてきました。
同時にアクセスも徐々に上がっていますね。
サーバー監視ツールなど導入されている場合はお気をつけください。
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