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当ブログは下記URLに移転しました。
https://developers.prtimes.jp/

HTML5とか勉強会 -UI/UX特集-に参加してきました

PR TIMESフロントエンジニアの山田です。

昨日、HTML5とか勉強会 -UI/UX特集-に参加してきました。
https://html5j.doorkeeper.jp/events/24516

三社三様のUI・UX感が語られ大変参考になる会でしたので、まとめたいと思います。

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・チームでつくるUIデザイン

Goodpatch, Inc.
小島芳樹 氏(プロデューサー)
ひらいさだあき 氏(Prottエンジニアリーダー)

前半の小島氏はGoogleベンチャーズで有名なデザインスプリントなどの手法を現場に取り入れる方法をまとめてくださっていました。
確かにデザインスプリントなどは有用であるが、なかなか現場に合わない事も多いので、合う方法でやってみる。いろいろなツールや手法があるが、まずはやってみる事が重要であるとのこと。
マシュマロチャレンジをやってみると、コラボレーションの大切さを学ぶことができるというお話もありました。マシュマロチャレンジとは、TEDでトム・ウージェック氏が紹介したコラボレーションゲームです。詳細は動画をご覧ください。

後半のひらい氏はGoodpatchさんが開発したプロトタイピングツールProttのエンジニアリーダー。Prottの活用法やその他様々なプロトタイプングツールを紹介頂き取り入れてみたくなるものもありました。
それらはPrototyping Toolsというサイトにまとめられています。www.prototypingtools.co

0からのUXデザイン

NTT コミュニケーションズ
金智之 氏(UX Design Studio 技術リーダー)

NTTコミュニケーションという大きな組織の中でUX Design Studioを立ち上げた経緯や苦労が語られました。
会社全体としてそもそもUIやUXといったものの重要性が理解されていない状態。最初は信頼がなく何もできない中、地道に実績を積み上げて、会社全体に理解してもらうというプロセスをたどってきた。大きな組織になるとこれがなかなか難しいので苦労も多かったようです。
まず人材については社内にデザイナーのキャリアパスがなかったので、業務と制度が揃わず人材が他社に流出していってしまうということもあったとのこと。
部署が機能別になっていて情報が分断されがちなので、現在ではそれぞれの部署にUXリーダーを配置して、そのリーダーが話し合って決めるという体制になっているという、組織作りも参考になりました。
また、UXを学ぶために役に立つ書籍もご紹介頂きました。

カヤックHTMLファイ部のUI・UX

面白法人カヤック
藤澤伸 氏(HTMLファイ部リーダー)

広告や受託の仕事でUI、UXを活かすための工夫が非常に面白かったです。
キャンペーンサイトの場合、どうやってボタンを押させるか、どうやって印象に残すか、どうやってシェアさせるかという3点を考えているとのこと。
まずどうやってボタンを押させるか。これはボタンをとにかく目立たせることで実現。例として挙げられていたのが、ポケットフットボーラーというゲームの事前登録ページ。ボタンが背景の派手さに負けないくらい輝いています。games.kayac.com

どうやって印象に残すかに関しては、気持ちいいインタラクションを導入して、操作してもらい滞在時間を伸ばす工夫を。
どうやってシェアさせるか。これはとにかくコンテンツを作り込む。一言で言い表せるような体験盛り込むことでシェアされやすくなる。ナルト展のサイトを例に解説してくださいました。ページ最下部のトップへ戻るボタンを押すと、とにかくCSS Transitionで派手に動きます。naruto-ten.com




PR TIMESでも先月Tayoriというサービスを立ち上げ、エンジニア・デザイナーが日々UX・UIを考え、より良いサービスを実現するために頭を絞っています。tayori.com
Tayoriはお問い合わせのメールフォームを無料で簡単に作成・設置でき、カスタマーサポートが行えるツールです。

現在こちらでエンジニアとマーケッターを募集していますので、UI・UXに興味のある方、新たなチャレンジに興味がある方は是非ご応募ください。まずはお話だけでも大歓迎です。