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LineDevelopDay2015に参加してきました!

PR TIMES エンジニアの落合です。

幸運な事に、先日応募していましたLineDevelopDay2015の当選連絡があり、
本日午後から参加させて頂きました。

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同時に興味のあるプログラムが沢山あり・・直前まで悩んだ結果、3件のセッションを聞かせて頂きました!
後々、動画やスライドが提供されるようですので、見つけた時点でリンクしたいと思います。

全体を通して、LINEアプリをリリースしてから、約4年間を、各分野毎に振り返ったようなセッションが多く、今後の課題などに関しても、詳しくお話し頂けて、個人的に良く使っているサービスが、日々どのように作られているか、どのように運用されているのかを聞く事ができ、楽しく聞く事が出来ました。
また、エンジニアとしては、現在関わっているタスクに共感出来るポイントが多く、まだまだ、頑張らなければ!と思わせてくれるようなセッションでした。

そんな中でも、印象的だったのは、4年に渡り、LINE Android アプリを開発された「Tsutomu.H」さん登壇でした。
元々iPhoneアプリとしてはリリース済みだったようですが、Androidアプリとしては、2011年4月から開発に着手し、約1.5ヶ月でリリースをしたとおっしゃっていました。
ビジネス要件上、短期的に開発しなければならなかったようですが、Androidアプリ開発に対する、経験が浅い状態で、ここまで短期的にリリースを行った事に対して感服しました。

デザインは、iPhoneで使用していたものを利用したようですが、Androidの場合、画面解像度が色んなパターンあり、サイズ調整等をデザイナーでは無く、エンジニアが行うような状態で、デザイナーの意図とは別のものになってしまう事が多々あり、時間がかかってしまっていたようです。
現在は、androidのデザインガイドを用いて、デザイナーがAndroid用のデザインするようになり、開発とデザイナーが、デザインガイドを理解したうえで、開発をすすめるようになったため、コミュニケーションが完結に行えるようになり、結果としてより良いものを、短期間で開発出来るようになったようです。

2012年では、今私たちが使用しているような機能が、かなり実装されたようです。
短期的にユーザーが増加したので、早くリリースして、その波にのりたいという事で、短期間で実施する必要があったが、エンジニアを増加させても、納期圧縮は行えないという結論を出したようで、どうすれば、早く作れるのか?を模索し、機能毎にチームを作るようになったそうです。
チーム内で、細かな仕様を決定させる事により、よりスピーディな開発が行えるようになり、現在では、機能毎にチーム化しても、リリースが終わるとチームは解散し、再度機能改善が出来たら、都度チームを作成するようになったそうです。

2013年には、速度改善を重点的に行い、利用者に対して、目視で分かるレベルまでの改善を行い、去年は、様々な端末に対して対応をおこなったようです。
特にCPUやメモリの容量に対して、処理を分けて行うようにした所は、UXとして考えても有効的な実装だと思いました。

今後の課題としては、コードを触るエンジニアが増加した事により、コードが複雑になってしまったところを、リファクタリングしていく!と言っていました。

この課題は、今まさに私たちPR TIMESのエンジニアにも言える事です。
人間が変われば、書き方も変わってしまい、増えていく事で、同じようなClassが増えていき、リリースしてからの期間が、長くなればなるほど、システムは複雑になってしまいます。
シンプルに作成していたはずのコードも、複雑で肥大化してしまうと思います。
これらをリファクタリングする事で、デグレやバグの少ないコードを書いていけるようになると思います。
自分たちで書いたものを壊す勇気を持って、行動出来るエンジニアになりたいと思います。